Glossary
用語集
あ行
用語 | 定義 |
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アイドル | 遊び |
アイドルステージ | 型の中間などに設ける直接加工を行わない遊び行程 |
穴抜き | 板材に穴をあける |
安全ブロック | 金型交換などのさい、突然機械が起動して作業者に危害を与えないように金型間に挿入する支え |
位置決めキー | パンチ、ダイなどに一定の方向性を持たせるためのキー |
インサート | 金型の一部にはめ込むように作られた型部品 |
打抜き | 所要の形をした平板を得る加工 |
上型 | 金型のプレス機械スライドに取付けられる部分の総称 |
エジェクター | 型から加工品をはね出したり、突き出す装置 |
L曲げ | L字形をした曲げ |
エンボシング | 厚板に大きな変化を与えずに板材から浅いくぼみや突起を成形する加工 |
オープンハイト | スライド、ストローク上死点、スライド調整上限の状態でプレスベッド上面よりスライド下面までの高さ |
送り | 帯板を一定の長さ型に対して前進させること。又は半製品を型内に送り込むこと |
送りピッチ | 加工するコイル材や品物などが送り方向に移動する距離(長さ) |
か行
用語 | 定義 |
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カール曲げ | 板材の縁を丸く巻き込む曲げ加工、加工部は直線となる |
ガイドブッシュ | ガイドポストとはめ合って関係位置決めをするための円筒状スリーブ |
ガイドポスト | 位置決めをするための柱状の棒 |
カウンタバランス装置 | スライドをエアシリンダで吊り下げ(懸垂させ)下死点付近での慣性力を シリンダの圧縮空気でバランスをとる装置。 バランサ能力線図がプレス機には明記されていてそれにより上型重量が決まる |
返し抜き | 定尺材で先に片側を抜き、その後材料を反転して抜くようにした方法で材料歩留の向上を計った加工方法 |
かえり | せん断切口面に生じる小さいまくれの部分 |
かえり方向 | 板材をせん断加工したときに生じるかえりの方向 |
かしめ | 材料の一部をつぶして二つ以上の部品を接合強度を上げること |
かじり | ポンチ、ダイが接触する不良現象又はそれによって生じるきず |
かす | 板材料から製品部分を除いた残材、スクラップ |
かす上がり | 穴抜き加工などで、抜きかすが下に落ちずにダイ面に浮き上がる不良現象 |
かす詰まり | 穴抜き加工などで、抜きかすが異常につまる不良現象 |
型 | 被加工素材をその中でせん段や塑性変形させ目的の形状を得る工具 |
型合せ | クリアランス、摺動性が金型の要求条件に合うよう調整する作業 |
型寿命 | 型の使用可能な期間(生産できる製品の合計数量で示す) |
可動ストリッパ | 通常、パンチ側に組み込まれてパンチにくいついた材料を取り外す働きをするストリッパ |
カム式曲げ | カム機構を利用した曲げ加工 |
キークラッチ | フライホールからの回転力を伝達したり、遮断したりするためのメカニカル機構の継手 |
ギブ | プレス機械本体の方に取り付けられたスライド案内部 |
逆絞り | 初絞りの際の絞り方向とは逆の方向に絞る再絞り加工 |
矯正 | 規定公差内に製品精度をおさめるための再加工 |
切欠き | 帯板、ブランクまたは部品の末端部から各種形状を切り取るせん断作業 |
切刃 | せん断加工に用いられるパンチ、ダイの切断刃先 |
切曲げ | 切込みと同時に曲げや成型をする加工 |
クッションピン | ダイクッション装置からプレス型へ圧力伝達するピン |
クランク軸 | 回転運動をスライドの往復運動に変える軸 |
クランクプレス | クランク機構によってスライドを駆動するプレス |
クランプ | (1)締め付け具 (2)締め付けること |
クリアランス | パンチ、ダイのすきま |
グリッパー | つかみ、つかみ具 |
グリッパーフィーダー | 材料をつかんで送る方式の送り装置 |
コイニング | 密閉形の型に入れ、上下面を工具で押してシャープな線や模様を浮き出させる加工 |
コイルクレードル | コイル材を支えて材料を送り出す一次加工用の付属装置 |
刻印 | 文字、記号、模様などを押し付けて刻むこと |
固定ストリッパー | ダイブロックの上面に取り付けられてポンチに食いついた材料を取り外す働きをするストリッパー構造 |
さ行
用語 | 定義 |
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さん | 順送り加工における製品と素材とのつなぎ部分、 抜き加工において材料を送るためのつなぎ部分 縁さん、送りさんとある |
Cフレーム | プレス機械を横から見た形がアルファベットのCに見える構造のこと |
シェービング | 打ち抜きでせん断された切り口を、再度せん断金型で削り取り、平滑で精度の高い断面を得る加工方法 |
下型 | 金型のプレス機械ボルスターに固定される部分の総称 |
絞り | 板材の周部を中央によせて容器状にすること |
絞りビード | 板金の変形を制御するために利用されるビード:板金の変形を制御するための絞りリング(draw-ring) またはしわ押え面(hold-down surface)上に刻まれたリブ状の突起。 |
シャー | 2つの鋭利ですきまが少なく接した切刃の運動によって金属およびその他の材料を切断する工具: せん断ダイスまたはせん断刃によって切断すること |
シャー角 | 2つのせん断刃のなす傾き 衝撃で抜くのでなく連続して抜くことになるため抜き荷重が減少する |
シャットハイト | スライド、ストローク下死点、スライド調整上限の状態でプレスベッド上面よりスライド下面までの高さ |
シャンク | プレスの中心線に型の中心線を合わせるためにダイセットのパンチホルダーの上部 あるいは上の上部に設けられた円柱状の突起 |
シュート | 材料、ブランク、製品、スクラップなどを型やプレスに送給や排出したりするのに使う案内 |
順送り | 等ピッチで材料を送ること |
順送り型 | 2以上の工程を型内に等ピッチ位置に配列して組込んだ型で材料を順次送りながら加工を進めるようにした型 |
ショックライン | 前成形時のひずみが残って線状の段又は突起となった現象 |
ショット | プレス機械1ストロークで行う仕事 |
すえ込み | 圧縮加工の一種で金型間で圧縮して加工素材の高さを縮め横に広げる加工を行う |
スタンピング | 広義にはプレス加工、型鍛造などをさし、狭義には密閉型によるコイニング、エンボス成形などをいう |
ステ-ジ | 順送り加工などの1ピッチ当たりの加工部位 |
ストッパー | 送りピッチを決める働きをする型部品 |
ストライキング | L曲げの内側を材料厚さの巾で潰し直角を安定させるもの |
ストリッパ | プレス加工作業にてパンチに食いついた材料を取り除く働きと製品を押える型部品 |
ストレートサイドフレーム | フレームの形状が枠形のもので、両側の柱状部分が真っすぐなフレーム。 |
ストローク | プレスのスライドが上りきった位置から下りきった位置までに移動した長さ |
ストローク数 | プレスを連続運転した場合にラムが1分間に昇降する回数 |
スピニング加工 | 平板から回転対称形状の容器を作る加工。大量生産には向かない |
スプリングバック | 曲げその他の成形において加工後、工具が材料を離れたときに生ずる弾性的回復 |
スライド | プレス機械の部品で上下運動をし、上形が取り付けられる部分 |
スリッティング | 上下一対の回転丸刀工具によって、幅広条材を長手方向に切断する加工。 |
寸動 | 危険のないようにスライドをわずかずつ機械的に昇降させること。微動調整 |
セットスクリュー | JISによる「止ねじ」 いわゆる「イモネジ」 |
Z曲げ | アルファベットのZ形をした曲げ |
せん断 | 物が切断される方向に力が加わること |
せん断抵抗 | 最大せん断荷重を切口総面積で割った値 せん断抵抗値を使用して抜きに必要な荷重を計算する |
総抜き型 | 複合型のうちで平板状ブランクの平面度と相対寸法精度をあげるために 外形抜きと穴抜きとを同時に行うようにした型 |
そり | 塑性加工時に生ずるわん曲等、型で与えた変形と異なる曲り、曲げ製品の長手方向の曲り、せん断品の曲り等 |
た行
用語 | 定義 |
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ダイ | プレス作業に必要な工具の総称として使われるが、狭い意味ではパンチの入り込む部品をさす |
ダイクッション | 製品押え用に上向きの圧力を加える付属装置 |
ダイセット | 上下ホルダーをガイドピン又はガイドポストで連結したユニットでパンチ、ダイなどを 保持し心合せ精度を高めるためのもの |
ダイハイト | スライド、ストローク下死点、スライド調整上限の状態で、ボルスター上面よりスライド下面までの高さ |
ダイブッシュ | ダイ用で円筒状のインサート |
ダイプレート | ダイブッシュやボタンを組み入れてダイ側のブロックを形づくるプレート |
ダイホルダー | ダイブロックを取り付ける板や台金 |
ダウエル穴 | 型部品の位置決めに用いるダウエルピンのはめ合い穴 |
ダウエルピン | 型部品の関係位置を決めるために用いる平行ピン |
W曲げ | 曲げ断面形状がアルファベットのW形をした曲げ |
だれ | パンチが材料に食いつくとき材料が流れるためできた形状 |
単発型 | ただ一つの加工工程作業をする型 |
トランスファ加工 | 独立した被加工材をトランスファユニットで移送させながら順次必要な加工を行う加工法、 フィード、クランプの二次元フィーダとこれにリフト機構が加わった三次元フィーダがある |
トランスファプレス | トランスファ送り機構を内蔵したプレス |
トランスファフィーダ | 前の金型から加工品をつかんで取り出し、次の金型へ送り込むようにした装置 |
トリミング | 不必要な部分を切り取ること |
な行
用語 | 定義 |
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抜き | せん断作業の一般的名称 |
ノックアウト | 鍛造、絞り、スタンピング、ダイカストのような成形作業後にダイから加工品を離型させるための突出し装置 |
ノックアウトバー | スライドを左右に貫通する穴に挿入された平角棒 |
は行
用語 | 定義 |
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バーリング | 素材に下穴をあけ、穴の縁を円筒状に伸びフランジ加工すること |
箱曲げ | ブランクの4辺又は向かい合った2辺を同一方向に曲げ箱状にすること |
破断 | 材料に破壊(割れ)が生じ、材料が二つ以上に分離してしまうこと |
破断面 | せん断製品の破断した部分で、結晶粒面が現れ微少の凹凸のはなはだしい部分 |
バッキングプレート | パンチやダイにかかる加工荷重をうける焼入硬化された補強、耐摩耗用の板 |
パンチ | ダイに対応する型部品でダイとかみ合うことで所要の仕事をする |
パンチプレート | パンチを圧入又は保持するブロック状のプレート |
パンチホルダー | 上型のブロックを取り付ける板や台金 |
半抜き | パンチの下降を板厚の途中で停め突起物を形成すること |
ビード | プレス成形部品の補強のために成形したひも状の突起 |
ヒール | 加工にさいして、スラスト(横変位)が生じるパンチ等に設けるかかと部分 |
ヒールブロック | 横方向のスラストを生ずるような場合に横力を支持するためのブロック |
ファインブランキング | 工具によって板材に十分な拘束を加え、打抜く方法で切口面精度の良い製品を得る |
フィーダー | 送り装置 |
フィードレベル | 送り装置から型に向かって送り出される材料下面からボルスタまでの高さ |
V曲げ | パンチとダイの断面がアルファベットのV字状での曲げ |
フープ | コイル材 |
複合加工 | 一つの金型に複数の材料を投入し締結させて完成させる金型 |
ブシュ | 板材に植込まれて使用される(主にリング状の)部品 |
縁さん | 素材の幅方向に残されたつなぎさん |
プッシュバック | 材料から切り離された加工品を突きもどしてスクラップ内に押し込むこと |
フライホール | 電動機などから供給される動力を回転エネルギーとしてたくわえ、 スライドの加圧時にその一部又は全部を放出する機能をもつ回転体 |
ブランク | プレス作業のために打抜きあるいは切断した板状の素材 |
ブランクホルダー | 絞りあるいは成形用の型の一部品で、これをダイスとでブランクを押えて材料の流れを調整したり、しわの発生を防ぐ |
ブランクレイアウト | シートの素材から所定の形状のブランクを得るために材料利用の経済性などを考慮しながら配列などを決める |
フランジ | 部品の周囲に付いているつば |
ベッド | フレームの一部でプレス加圧を受ける基盤となるもの、一般にボルスターや金型を載せる |
ボルスター | プレスベッドの上に取り付けられている厚い上板で下型を固定する溝又はタップ穴をもっている |
ホルダー | 上、下型をそれぞれ保持する取付け台 |
ま行
用語 | 定義 |
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曲げ | 金属の棒材、管材、板材をダイやロールを用いて曲げる加工 |
曲げ半径 | 材料の曲げの部分の内側の曲率半径、又は曲げ加工用のパンチ、ダイの角の丸みをいう |
ミスパンチ | 送り不良などのため、正しい作業ができなかった不良現象 |
ミスフィード | 送り装置が正しい送り長さ、又は正しい位置まで材料を送りとどけることができず、送りそこなうこと |
や行
用語 | 定義 |
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U曲げ | アルファベットのU字形をした曲げ |
ら行
用語 | 定義 |
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ライナー | 寸法調整や側壁保護のため用いられる適当な厚みの板 |
リストライキング | 二次加工、仕上げ型打ち作業 |
リブ | 曲げ加工品などに補強のためにつける成形部品 |
リフター | 下型表面より材料を持ち上げる機能を持った構造部品 |
レベラー | ロールを交互に上下に配置し、帯板に反復した曲げ変形をあたえ平らな状態に戻して送り出し、 材料の応力分布を一様にし、局部的なひずみをなくすようにした矯正機 |
ロールフィーダー | 上下のロール間にはさみ込んだ板材を、ロールの摩擦力を利用し、ロールの回転によって送る装置、 駆動力は主にプレスのクランク軸より取るものと、 最近はNCモータより独立駆動のものが送り長さの設定が容易まので増加している |
わ行
用語 | 定義 |
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ワーク | 被加工材、工作物 |
割型 | ダイの部分強度が弱い場合、形状が複雑な場合などのときに型工作、メンテナンスを容易にするため、 型要素を分割して工作し、組み立てられた金型 |
割れ | 破断のこと、成形品には各種の割れ不良が生じる。被加工材の強度不足、延性不足等に起因して生じる |