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2)プレス作業の種類及び金型形式

   2−2、金型形式と選択基準

@プレス作業の生産形態と金型

 プレス作業
 ↓
 →単発形式プレス機に作業者がつき製品の出し入れ
  
       及び機械の起動をその都度作業者が行う。

          
外形抜型= 製品の外形を抜く。
穴 抜 型 = 製品の穴を抜く。
総 抜 型 = 製品の外形と穴を同時に抜く。
曲 げ 型 = 製品を曲げる。etc

 →自動形式プレス機に必ずしも作業者を必要とせず
           材料は自動的に供給され機械は連続または定期的に起動される。
               
順送型 = 金型内で材料を順次送り製品を加工し最終ステージで完成品として切り離す。
トランスファ= 1台のプレス機または数台のプレスに数型セットし製品をフィードバーにより順次送り製品を完成させる。
ロボットライン= 数台のプレス機に単発形式の金型をセットしロボットによ り順次送り完成させる。


  参考として、
     
   (トランスファ送り)

工程間の製品搬送手段でフィードバーと呼ばれる長い角材状の板に
フィンガーと呼ばれる製品クランプ治具を工程毎に設け前後左右に作動する。
              
フィンガーは通常製品毎に専用で要するため交換作業設備費が負担となる。
              
さらにZ方向にも作動する三次元トランスファが最近は多い。

スピーカーフレームやモーターケースのような深絞り製品で大量生産品に適する。
     
トランスファでロボットラインのように数台のプレス機を連結し1台の
プレス機に1型セットしフィードバーにて送る方式もあるが
弱電関係ではロボットラインに代りあまり見られなくなった。


本講座では便宜上
     
工程 = 機械・作業者・金型を替えて作業する場合のこと。
     
ステージ = 順送のように同一金型内を移動して
        作業する場合の個々の工程とします。

           

A単発形式と自動形式の比較表
 
生産性 製品コスト 金型コスト 付帯治具類 材料形態 段取り性
単 発 低 い 高 価 安 価 不 要 切板、定尺 良 好

順送 高 い 安 価 高 価 若干要 コイル 若干悪
ロボット やや低い 単発より安価 安 価 必要高価 切板、定尺、コイル 悪 い

製品の材料費では順送が若干割高となる。
単発作業は作業者がつくため危険性も伴う。


B選択基準

単発で行うか、自動(順送・ロボット)で行うかは
以下の条件で決定されることが多い。


コスト比較による選択

単発コスト×工程数×トータル企画台数+材料費+総金型代 と
順送コスト×トータル企画台数+材料費+金型代
またはロボットラインコスト×トータル企画台数+材料
費+総金型代+付帯治具代 にて一番安価な生産形態を選択する。

製品形状による選択

順送の場合材料さんに製品がつながっている必要があるため
全周曲げ等がある場合、一般的には不可。

最終カット部はバリ面打ち不可、バリ高さは他の部分より若干多い。
従ってこの場合は単発加工かロボットラインを選択する。
   
製品の形状変更を行い、順送とすることが一般的には多い。

製品精度による選択

製品精度を安定して得られる生産形態は
「単発→ロボットライン→順送」の順に安定度が良いと云われている。

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メーカーにより考えは異なるが、弊社の場合
  
単発とした場合に3工程を超えるようであれば、
月産量やトータル数に制限されることなく順送を選択する。

これは、
@精度の問題
A安全の問題
B順送の金型費が低下し単発数型と比べて差が少なくなった

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